シリーズ開始前のファクトリーイオがお送りする「 JMRC神奈川ジムカーナシリーズ」のクラス解説のコーナーです。
2023年JMRC神奈川シリーズは全5戦
全戦富士スピードウェイの2番駐車場、7番駐車場を利用した特設コースにて開催されます。今年も例年通り散水車で水を撒いてウェット路面で争います。
2023年から大きくクラス分けが変更になりましたので、どのクラスに出て良いのかよりわかりにくくなっているかもしれません。今年の「JMRC神奈川ジムカーナシリーズ」に参加するために、そして参加してより楽しむために。の解説をいたします!!
【はじめに】JMRC神奈川ジムカーナシリーズとは??
日本自動車連盟(JAF)が統括する「ジムカーナ競技」の入門大会です。
「公認ジムカーナ」と呼ばれるジムカーナイベントは主に「全日本ジムカーナ」を頂点して、地方選手権、都県戦の階層があり、その中で「都県戦シリーズ(神奈川シリーズもこれ)」は初心者の方の入門や「地元でジムカーナ」を楽しみたいと言う方の為の「ドライビングテクニックを試せる場所」となっています。
JMRC神奈川ジムカーナシリーズは過去から何年も続いていて、いままで全日本選手権に出場するようなドライバーを多く輩出しています!
とはいえ間口は広く&敷居は低くを心がけていますので、初心者入門者やレギュレーションに縛られず自由に車をチューニングしている方々も参加しやすいジムカーナになるようJMRC神奈川ジムカーナ部会では夜も寝ずに(嘘)頭を悩ませながら頑張っています。
以降解説してきますが、どなたにも参加していただけるように工夫が盛りだくさん!興味がある方はぜひ「神奈川県戦」からジムカーナ競技をスタートしてください!
〇2023年JMRC神奈川ジムカーナの日程
〇開催場所は?
JMRC神奈川ジムカーナシリーズはすべての試合を「富士スピードウェイ」にて開催します。
上の図で丸に囲まれたところが開催場所の「7番パーキング(P7)」と「CGパーク(P2)」です。
設備環境と雰囲気はバッチリ!そこはFIAの「グレード1」をもつ世界でも有数の国際サーキットで、 世界耐久選手権(WEC)のような国際レースやスーパーGT、スーパー耐久、スーパーフォーミュラーなどの国内最高峰のレースも開催されるサーキット施設です。
2022年秋にはハイアットホテルの開業やモータースポーツミュージアムのオープンも完了し、周辺には続々とレーシングガレージが建設されるなど、今年も「日本を代表するモータースポーツの聖地」としての進化がとまりません!
そして日本全国のモータースポーツ施設でみても、特筆すべきは(もう定番のアピール)「トイレ」が綺麗!!
超マイナー(失礼)なモータースポーツの「ジムカーナ」でも、素晴らしいロケーションで行う事で「立派なモータースポーツ」に見えるってもんです(笑)
ちなみにエントリー費用と別に当日富士スピードウェイの入場料が別途かかりますが、JAF会員証を見せれば割引きになりますのでご活用ください。
〇散水車で水を撒いてウェット走行!
JMRC神奈川ジムカーナシリーズの大きな特徴は、散水車で水を撒いてウェット路面を作り出す「ウェットコンディションジムカーナ」であることです。公認ジムカーナの大会としては全国的に見ても唯一の特徴です。
「なぜわざわざ水を撒く?」とお思いでしょうか?(じつは私も最初神奈川ジムカーナがウェットで開催されていると聞いてそう思いました(笑))
でも逆に「ウェット路面でジムカーナをやるメリット」を考えて見ると「なるほど」と納得します。

- タイヤの減りが少ない
- 車のチューニングやパワーや速さの差が出にくい
- 丁寧なドライビングテクニックが要求される
ジムカーナ入門者の大会である県シリーズでは「競うことに慣れること」と同時に「ジムカーナテクニックを磨くこと」の場であることが重要だと考えます。そういう意味でウェット路面でのジムカーナは、テクニックの向上にはピッタリです。
〇午前は同じレイアウトで練習会!
ジムカーナは通常タイムアタックを2本して順位を決めますが、初心者入門者には「コースを覚える」という高い高い難関が待ち受けます(笑)
「ジムカーナやろうよ!」と誘っても「コースが覚えられないから嫌」と何度断られたでしょうか。
しかし!
もうそんな言い訳は言わせません!
JMRC神奈川ジムカーナシリーズでは、ミスコースが不安な方のために全戦で本番走行前に同じコースレイアウトで午前中に練習走行を行っています。
これは「別練習会扱い」となるので別料金(3,000円)の設定です。この練習会は走っても走らなくてもOK。事前練習に参加しないならお昼から始まる本戦前に到着すれば良いのでのんびり来ることもできます。
本番走行は同じコースレイアウトでパイロン配置に手を加えてイコールコンディションを保ちます。
「でも走った方が有利じゃ無いのぉ?」というそこのアナタ!
この「コースは同じ、でもパイロン配置がちがう」っていうがまたくせ者で・・・ね。走って見たら判ります(笑)
〇ライセンスは必要?
クラス分けは後で説明しますが、大きく分けて「JMRC関東共通クラス」と「クローズドクラス」があって、関東共通クラスはJAF発行のB級(もしくはA級)ライセンスが必要です。
ちなみにクローズドクラスはライセンスは必要ありません。「地元で気軽にジムカーナを楽しみたい!」「初心者でまだまだ不安」という方のクラスがこちらに設定されています。このクローズドクラスで出場しミスコース無く完走出来たら「B級ライセンス」の取得権利がもらえます。
ライセンスを持っていないなら「クローズドクラス」から参加をどうぞ!完走後ライセンスを取得したい方は主催者へお問い合わせください。
〇クラスが沢山あるのは自分に合ったクラスを選べるってこと!?
JMRC神奈川県ジムカーナシリーズは関東各都県戦共通の14クラスに、神奈川独自クラスの6クラスを合わせて、全20のクラスで戦います。
主には車のチューニングや排気量、駆動方式などで分類される感じです。柔道やボクシングで重量によって階級が別れる方式と同じです。ここでよりイコールコンディションに近い形でクラス順位を競います。
さらに神奈川県ジムカーナは公認ジムカーナ唯一「総合順位」が同時に発表されます。総合優勝の表彰もします。これが密かな盛り上がりになっていまして、「ウェットコンディション」でパワーの差が出にくくテクニック勝負になることで、様々な車両、タイヤが順位の中に混在する「異種格闘技戦」となります!
イメージとしては様々な車両が混走する「スーパー耐久」や「WEC」の総合順位のような感じです。ただこれらのレースは各クラスに圧倒的な性能差があるので、上のクラスを追い抜き総合で上位を獲るのはほぼ不可能に近いです。が、神奈川県ジムカーナの場合は小排気量車が総合順位の上位を占める!なんてことも珍しくありません!速い車に乗っている人は遅い車に抜かれたくない!小排気量車に乗っている人はハイパワー車を1台でも追い抜きたい!
ここでも熾烈な競争があり、見ているほうはとても楽しめます。(走っている方は”楽しい”なんて言ってられませんが(笑)
これだけクラスが細分化されていると「どこのクラスに参加すればいいのか判らない!」となりそう。さらに「二つ三つのクラスに出る事が出来る」状況もあるので、イオの見解を織り交ぜてアナタへお勧めするクラスを説明します。
JMRC神奈川ジムカーナシリーズのクラスはまず大きく分けて
「公認部門(ライセンス要)」「クローズ部門(ライセンス不要)」の二つのクラスがあります。まず最初に競技ライセンスの有無で選ぶと良いでしょう。
●「JMRC関東共通クラス部門(ライセンス要)」はJMRC神奈川を含む関東甲信越地区各都県の団体「JMRC関東」の共通規則(こういうのが堅苦しいのよ(笑))で規定されるクラスで、このクラスの車両改造規定&使用タイヤ&クラス区分は関東甲信越地区ではすべて共通ですので、ステップアップや近場都県戦へ出場をお考えの方、簡単に言うと初心者入門者から見て「ガチ勢」とレッテルを貼られる方々はこちらのクラスになるでしょう(笑
●「クローズドクラス部門」はJMRC神奈川独自の競技ライセンスがいらない部門です。
※JMRC関東共通クラスに参加するのはまだちょっとねぇ。
神CL2 or 神CL4クラス
※車もジムカーナ用じゃないし始めたばかりで右も左もわからない。
ビギナークラス
※男の人と同じクラスで走るのは・・・という女性ドライバー。
神LBクラス
※シリーズを戦っている人を邪魔したくないけど参加してみたい。
神EXP2 or 神EXP4クラス
という感じで共通クラスではカバーできないドライバーも気軽に走っていただけるようにと考えています。
●使っちゃいけないタイヤがない
●車検に通る範囲なら改造範囲の規制が無い
と、ジムカーナ競技にありがちな「自分の車が出られるのかどうか判らない」を心配する必要がありません。クラスだけ間違えなく選べば、あとの難関はエントリーしてコースを覚える事(笑)だけです。
以上2つの大きな分類の中に排気量や改造範囲でさらに細かくクラス分けされています。
なるべく判りやすい言い回しや表現をしますので誤解がある場合もあります。詳しく内容を確かめたい場合はJMRC神奈川ジムカーナ部会(gymkana@mbr.nifty.com)にメールでお問い合わせください。
またファクトリーイオ(t-umezawa@io-info.link)にお問い合わせいただいてもお答えしますのでお気軽にどーぞ。(←出る事前提ね(笑))
〇JMRC関東共通クラス(競技ライセンスが必要)
年末に行われる関東都県戦ドライバーのトップの交流決定戦「JMRC関東ジムカーナフェスティバル」の選抜戦にもなっています。過去に全日本選手権、各地方選手権で3位以上の入賞経験がある方は参加出来ません。
2022年から2023年シリーズのJMRC関東共通クラス内容の変更点
▲PNクラスの排気量等の変更
2023年シリーズから、「PN車両」で争うクラスの排気量等の区分けが変更になりました。基本ベースは全日本選手権と同一ですが、タイヤ規定は関東独自の規定になります。
■JMRC関東共通クラスPN1~4部門
改造範囲は少なく、交換していいのはタイヤホイール、ショック、LSD、クラッチ、シートなど。でも何にでも交換していいって訳じゃないので注意が必要。マフラーを交換しちゃいけないって言うのが大きな特徴です。
2023年シリーズの主なタイヤはADVAN A052、ポテンザRE71RS、ディレッツァβ11、TOYO R1Rあたりになると思います。
タイヤサイズに限定あるのであんまり太かったり、大きくインチアップはダメ。Sタイヤは使用不可。
規定上古い車は出られないのでそこも注意が必要です。
※PN1クラス
2023年からの新設クラス。
2018年1月以降にJAFに登録されている1500cc未満の前輪駆動車、パッと思いつく車はFFヤリスとマツダ2(デミオ)ぐらいしかないと言うね。なんでしょう。なんの忖度なのでしょう(笑
もっと個人的な感想を言っちゃうと正直FFヤリスとマツダ2のマニュアル車を持っている人がまわりに1人もいません(汗
あ、新しいほうのコペンとN-ONEも走れると思います。
これらのお車をもっていて、さらにジムカーナをやりたいと言う方、絶賛募集中です(笑
※PN2クラス
こちらも2023年からの新設クラス。2007年1月以降にJAFに登録されている1500cc未満の後輪駆動車。
まあこれはもう予想としてはND5RCロードスターのワンメイククラスになるんでしょう。
これね。オープンカーは安全規定でロールバー必須なわけです。つまり「ロードスターに乗っていてロールバー付けちゃいたいジムカーナ好きすぎておかしくなっちゃってる人あつまれー」クラスなわけです。
ロードスターに乗っているとサーキット走行などでもロールバー装着が条件になっている場合もありますのでスポーツ走行したいという方はファクトリーイオでロールバーの装着御願いします!
と言う事で「おかしくなっちゃっている方」おまちしております(笑
※PN3クラス
こちらも2023年の新設クラスです。しかし!はたして「新設と言っていいのか?」良く判りません。なぜなら
PN1・PN2・ミッドシップ車以外の2駆(FR/FF)全車
のクラスだからです。(JAF/FIA登録2007年1月以降)
なんだろ、なんなの?この雑なクラス分け。というかクラス分けすらもしていない。「それ以外全部いれちゃえばいいんじゃね?」というね。
実はこのPNクラスの分け方、あの「全日本選手権」と同じなのです。つまり神奈川戦はJMRCの他の県と一緒にこの全日本規定に合わせている訳ですが、全日本のクラス分け決めてる人達、PN1とPN2で散々もめて決めて、力尽きてめんどくさくなっちゃったのかな。きっとそうだ(笑)
しかしだ!!!
人が決めたことに文句を言っている訳ではありません(笑)
なぜならパワー差が出にくい「ウェットコンディション」の神奈川シリーズだからこそこの多種多様な車両が集まるPN3クラスがおもしろいのです!
2007年1月以降にJAF登録されている1500cc以上2輪駆動(FF/FR)
新旧86/BRZ、スイフトZC32S&ZC33S、シビックFD2以降、フィットGE以降、CR-Z、ノート、ロードスターRF、アバルトスパイダー、フェアレディZ34などなど。
駆動方式、排気量、馬力で走りやすいコース、走りにくいコースがありますし、去年までの総合順位をみると、パワーがあるばかりが上位にいるわけではありません。サイドターン一つ多くなるだけで順位が大きく変わると思います。
コース製作者もコースレイアウトによって試合の面白さが全然違ってきます。責任重大!がんばります(笑
※PN4クラス
ここだけ去年から変わっていません。PN1~PN3に該当しないPN規定の車両。ある意味一番雑でしたね(笑
ヤリスGR-4やランサーエボ10、インプレッサWRXでGRB以降がこのクラス。あとあんまりないけどミッドシップのPN車両もここ。
■JMRC関東共通クラスPN5~7部門
車両の改造範囲は上記「PN1~4クラス」と同じですが、タイヤ規制があるのがPN5~PN7クラス。
このクラスはTread-wear(トレッドウェア)というタイヤの摩耗率に対する評価を数字で表した物の中から280値より大きいものを使うという規定となっています。主には純正タイヤや、シバタイヤTW280、ミシュランパイロットスポーツ、ピレリーP0 SPORT、ADVAN FLEVA、5FIVEX GERUN055Aなどが対応しています。
2022年シリーズから、シバタイヤユーザーが非常に増えてきました。価格が安めでグリップが良く軽い車などはジムカーナ200本ぐらいは余裕で走れるというのが人気です。
TW280以上のタイヤは「普通のラジアルタイヤ」であるのでお世辞にも「スポーツ性が高い」とはいえません。よく「シバタイヤはどうですか?」と聞かれますが、日本製のスポーツタイヤと比べて同等もしくはそれ以上ということは全然無いです。
でもいままで「金額が安い中国製タイヤ」はまあグリップしないし、ウェットなんてやばい!以外の言葉が見つからないことがほとんどでしたが、シバタイヤはそれらと比べてしっかりグリップします。さらにコントール性もありますし、ウェットもちゃんとグリップします。そして先ほど上げたタイヤの中では一番タイムを出しやすいです。
TW280タイヤはハイグリップタイヤではありません。アクセル我慢も必要です。踏みすぎるとすぐに裏切ります。ターンは前に進みません。でもしっかりコントロールすれば、ちゃんと走ります。そしてなによりも沢山練習出来ます。
そう言う指向の方にはPN5~PN7クラスはぴったりだと思います。ちなみにシバタイヤはファクトリーイオでも買えます。あまり儲からないので回し者ではありません(笑
※PN5クラス
トレッドウェア値280以上のタイヤを使用する、排気量2000cc以下の2輪駆動PN規定の車両限定クラスです。FF/FRが混走します。旧86・BRZやロードスターRF、デミオDE以降、スイフト31S/32S、フィットGE以降、ノート、新型のNDロードスターなど。PN車両規定の為改造範囲は限られます。
※PN6クラス
トレッドウェア値280以上のタイヤを使用する、排気量2000ccを超える2輪駆動PN規定車両限定クラスです。FF/FRが混走します。新型86/BRZ、スイフト33S、フェアレディZ34、アバルトスパイダーなどが適合します。PN車両規定の為改造範囲は限られます。
※PN7クラス
トレッドウェア値280以上のタイヤを使用する排気量無制限4輪駆動PN規定の車両限定クラスです。GRヤリスやランサーエボ10、インプレッサWRXでGRB以降が適合します。PN車両規定の為改造範囲は限られます。
■JMRC関東共通クラスNT部門
ともかく「陸運局の車検に通る」ことが最低条件。そこがクリアーしてればエアクリーナー、マフラーやコンピューター、タービン交換、エアロなど好きに改造できるのでストリートチューニングで走れるクラスです。
こちらのクラスもPN1~4クラスと同じようにタイヤ規制があります。A052とRE71RS、β11、R1Rがメインになると思われます。
タイヤサイズは自由。ただしはみ出しとかは陸運局の車検でNGなので注意が必要です。
PN部門は新しい車&改造が少ない車限定になりますが、こちらのNT部門は「年式の縛りが無い」「改造は車検に通るぐらいならOK」なので古い車や改造している新しめの車でジムカーナを楽しんでいる方はこちらになります。あわせてPN規定の改造をそれほどしていない車両ももちろん参加出来ます。テクニックや車の速さに合わせてお選びください。
※NTF1クラス
排気量制限なしの前輪駆動車(FF)のクラス。
つまりFFならこのクラスなのだけど、1500㏄以上のVTEC、MIVEC装着車はNTF-2クラスになるので注意してください。
主にデミオ、フィット、スイフト、ヴィッツ、マーチ、FFヤリスなど。なんならスターレットとかK10マーチ、シティみたいな古いFFもこちらで出れます。
ちなみにこれらの車でNTF2で参加もOKです。
可変バルブエンジン搭載車が走るNTF2クラスの方がより速い場面が多いですが、速さに自信があるならよりチャレンジングなクラスに参加することが出来ます。
※NTF2クラス
こちらも排気量制限無しの前輪駆動車クラスですが、主にはシビック(EG6)、シビックタイプR(EK9,FD2,FK2など)、インテグラタイプR(DC2)、ミラージュ(CJ4A)、CRXなどの1500㏄を超える可変バルブエンジン(VTEC、MIVEC)装着車が入ります。
※NTR1クラス
2000㏄以下の後輪駆動車(FR)はこちら。ただしS2000はNTR2クラス。
主にはロードスター全車、旧86BRZ、アルテッツァなど。これらの車両でNTR2クラスに参加することもOKです。
※NTR2クラス
S2000と排気量制限なしの後輪駆動車(FR)。
S2000のほかにシルビアターボ、スカイラインターボ、フェアレディZ、新型86/BRZなど。
※NT4クラス
排気量制限なしの四輪駆動車(4WD)。
ヤリスGR-4、ランサー、インプレッサ、WRX、レガシーなど。年式、排気量にかかわらず4WDはこちらへ。
■JMRC関東共通クラスS2/S4部門
「Sタイヤ」と呼ばれる競技用タイヤやそれ相当のタイヤで、ガツガツグリップさせて走りたい人はこちら。
車は「陸運局の車検に通る」ことが最低条件。そこがクリアーしてればエアクリーナー、マフラーやコンピューター、タービン交換、エアロなど好きに改造できるのでストリートチューニングで走れます。
※S2クラス
Sタイヤを履いた車で2輪駆動車(FF/FR/MR)はこちら。全日本のPN車両規定で使われるいわゆる「2022年以前のPNタイヤ」も神奈川戦ではこちらのクラスになります。
※S4クラス
Sタイヤを履いた車で4輪駆動車はこちら。全日本のPN車両規定で使われるいわゆる「2022年以前のPNタイヤ」も神奈川戦ではこちらのクラスになります。
〇クローズドCL部門(ライセンス不要)
JAF発行のライセンス不要です。クラス設定はJMRC神奈川独自の設定になります。
車の改造規定も細かくなく、駆動方式だけでクラスが分けられていますので、入門者がどのクラスに参加すれば良いのか判りやすくなっています。
改造は陸運局の車検に通る状態なら改造もOK、タイヤの規定も制限がないので、今乗っている車をそのまま持ち込んで参加することが出来ます。
※ビギナークラス(年間表彰対象外)
排気量、駆動制限、タイヤ制限無し、ジムカーナ歴5年以内のビギナー対象のクラスです。
「右も左も判らない初めてのジムカーナ大会参加」ならこちらのクラスがお勧めでしょう。「ジムカーナ歴」は自己申告なので「まだ速い人と競うのは・・・・」という初心者の方にもお勧めのクラスです。参加料も神奈川シリーズ最安の9000円で参加出来ます。
年間表彰は対象外となりますので、まずはこちらのクラスで走って見て「これは続けて行けそうだ」となったら是非CLクラス等へステップアップしてください!。
完走できればご希望の方に「完走証明」が発行されます。そちらをJAFに提出することでB級ライセンスを取得することができます。
※神CL2クラス
ステップアップするにも「まだJMRC関東共通クラスはハードルが・・・」という初心者入門者向けのクラスです。
JMRC関東共通クラス同様にシリーズポイントで争われるますので、年間での参戦を体験してください。もちろんスポット参戦も可能です。
車両は2輪駆動車限定、車種、排気量、タイヤの制限はありません。改造範囲も特に規定はなく、陸運局の車検に通る状態であれば問題ありません。
完走できればご希望の方に「完走証明」が発行されます。そちらをJAFに提出することでB級ライセンスを取得することができます。
※神CL4クラス
同じくステップアップするにも「まだJMRC関東共通クラスはハードルが・・・」という初心者入門者向けで「4輪駆動車限定」のクラスです。
車種、排気量、タイヤの制限も同様にありません。同じく改造範囲も陸運局車検に合致していれば問題ありません。
完走できればご希望の方に「完走証明」が発行されます。そちらをJAFに提出することでB級ライセンスを取得することができます。
※神LBクラス
女性限定のクラスです。排気量、駆動方式の規定ありません。「男の人と競うのはハードルが高すぎる」と言う女性の方は、まずはこちらに参加してみましょう。ライセンスの有無は問いません。
全国でみても珍しい女性専用のレディースクラスです。車両規定も陸運局の車検に通ればOKですので、難しいことを気にしないでご参加いただけます(笑
※神EXP2クラス
ウェット路面が好きなちょっと変わった上級者の方、JMRC神奈川ジムカーナシリーズを卒業したけど何らかの理由(笑)で出戻りの方、その他「JMRCクラスには出れないけど初心者じゃないよ」という方などにも気軽に、そしてリーズナブルに参加していただけるようにと2022年シリーズより新設されたクラスです。
車両は2輪駆動車限定、車種、排気量、タイヤの制限はありません。改造範囲も特に規定はなく、陸運局の車検に通る状態であれば問題ありません。
※神EXP4クラス
神EXP2クラスは2輪駆動車限定ですが、こちらは同様の上級、中級選手対象の為の4輪駆動車限定クラスです。
車種、排気量、タイヤ制限はありません。改造範囲も特に規定はなく、陸運局の車検に通る状態であれば問題ありません。
※CL特別クラス
仲間で3台以上集まれば、自分たちだけの「特別クラス」をスポット(もしくはシリーズ通しても可)で作ることができます。ライセンスが必要無いのでオーナーズクラブのオフ会や、大学、企業自動車部の親睦会、安全運転を目的としたウェット体験会などなど、使い方はアイデア次第で無限大です。
JMRC神奈川ジムカーナ部会(jmrckanagawa@mbe.nifty.com)までお問い合わせください。
〇申込みの方法は?
申込み書類の作成がちょっと複雑だけど、そこは「JAF公認戦」ならでの決まり事。がんばって「選手」としての対応でお願いします(笑)
参加申込み書と改造申告書の二つがセットで申込みの書類です。1枚ずつに印刷してください。
もれなく記入ができたら、出たい大会の主催者へ申込みをします。
- 参加費と合わせて「現金書留」で郵送
- 申込書類は郵送。参加費は振り込み
- 主催ショップにて直接受付
の3種が選べます。申込みには期限がありますのでご注意下さい。
あ、申込み書に署名と印鑑を忘れずに!
▲参加にあたってのご注意
参加制限上限を設定しています。
神奈川ジムカーナシリーズは「フレッシュマンドライバー」「ビギナードライバー」の為のシリーズとなっています。(ちなみに”年齢”は問いません(笑)) 「2022年JMRC関東Aシードドライバー」と「過去にJAF全日本選手権、JAF地方選手権でクラス3位以上の入賞実績があるドライバー」に対し、公認部門クラスへの参加は妨げませんが賞典外となります。つまり順位が付かず「リザルト」にのりません。
なおそのような方や、一線から退いて地元でジムカーナを楽しみたいと言う方も「エキスパートクラス」にはご参加いただけます。
〇参加の時の持ち物、服装
やっぱりそこは「自動車競技」なので安全面も含めてちゃんとしなきゃ!ってところがあるので「ここをおさえておけばOK!」っていうのを説明します。
将来的にジムカーナを続けて行くならアウトドアグッズが増えていきます(←謎)がそこは今回は割愛(笑)
※服装、装備(すべて必須です)
■ヘルメット
製造から10年未満で耳が隠れる形状のもの(フルフェイス、ジェット。バイク用でも可です。)
なおオープンカーの場合、走行中に虫や石が顔に当たると痛いので(←嘘)フルフェイスの着用が義務づけられます。(←これはホント)
■グローブ
運転に適した指の隠れるグローブ。「レーシンググローブ」と呼ばれる物が無難だと思います。軍手とかはダメ
■長袖長ズボン
肌が隠れるような服装ならなんでもOKです。作業つなぎなどの方もいます。
■靴
スニーカーなど。安全に運転ができる靴を用意してください。サンダルとかは肌が出てしまうのでダメ。「靴下はいてるし」とか屁理屈言っても通りません(笑)
※持ち物
運転免許証、競技者ライセンス(←お持ちの方)、参加受理書
この3点は持ってこないと走れません。絶対忘れないようにしましょう。参加受理書は参加受理されたエントラントにハガキで主催者より送られて来ます。
〇車の準備
ジムカーナは自動車競技の中で比較的車の負担が少ない上に、神奈川ジムカーナはウェット路面での走行となりますので、特別な準備はいりません。
まあしばらくオイル交換をしていないようなら、どうせなら交換しておけば?ぐらいでしょうか。
ここでは「ジムカーナやるぜ!」と力を入れすぎて、やってしまいそうな過ち例を紹介します(笑
■レースと言ったら軽量化!助手席や後部座席を取り外して軽くする!!
NGです。気合い入れすぎです(笑
車検証をみると「乗車定員」が記載されています。座席を外してしまうと人が乗れなくなってしまうので、陸運局の車検に通らなくなってしまいます。
ロールバーを装着した場合も乗名が変更になった時は車検証上の乗名の変更が必要です。注意しましょう。
■フルバケットシートに交換してホールド性を上げる!
シートを交換する事は問題ありませんが、後部座席がある場合はシートの後ろ側が素材むき出しだと陸運局の車検に通りません。
BRIDEの場合は「シートバックプロテクター」と言う商品名で売られているものを付ける必要があります。レカロ(正規品)の場合は後ろ側はむき出しでも大丈夫です。
■やっぱりシートベルトは4点フルハーネスベルトで!!
4点以上のフルハーネスシートベルトを装着するのは問題ありませんが取付方法に決まりがあります。取付方法に問題ある場合は安全確保の為せっかく付けてきた4点ベルトが競技中は使えません。詳細はお問い合わせ下さい。
■オープンカーでジムカーナ!やっぱり屋根を開けて走りたい!
残念なおしらせ(?)ですが、ロードスター、S2000などのオープンカーは屋根を開けて走る、開けずに走るにかかわらず「4点式以上」のロールバーの装着が必須です。ロールバーが装着されていればオープンで走ることは可能です。
こればっかりは万が一の時の「安全のための規定」なので・・・。
なおクローズドクラスの場合、オープンカーで参加の方は主催者にご相談ください。
あ、ロールバーの取付もファクトリーイオは得意ですよー(^_^)v
折角ジムカーナの為にいろいろ準備したのに、規定を詳しく知らないがために注意されたり、走れないことがあったらおもしろく無いですよね(笑)
改造するときには注意してください。ファクトリーイオに問い合わせいただければ、規定に合致しているかどうか診断しますのでお気軽にご相談下さい。
〇見学は出来る?
どんな具合だか判らないのに初めから競技走行にエントリーするのはだいぶ敷居が高い・・・・と言う方は、是非見学に来てください。富士スピードウェイの入場料がかかりますがジムカーナの見学は無料です。
JAF会員証やゴールド免許を富士スピードウェイの入場口で見せると入場料が割引きされます。
国際サーキットの富士スピードウェイはレストランやアトラクション施設などの設備も充実しています。大きなレース開催日には入ることが出来ないパドック裏の駐車場にも自由に入れますのでジムカーナ見学以外でも1日楽しめます。
○隣でジムカーナ練習会もやってます
「いやいや初っぱなから試合はいくら何でも・・・・」と言う方の為に、初心者入門者対象の練習会を神奈川戦開催日同日に、同じ駐車場の端の方で開催しています。
2023年ジムカーナ練習会情報はこちら
全くの初心者から、カムバック組のご年配の方まで、いろいろな方にご参加いただいています。基本的には神奈川戦への橋渡しにと考えていますが、とにもかくにも「ジムカーナ」を体験してください!
ざっと(メッチャ長いですが)説明しましたが、疑問や不安がありましたらJMRC神奈川ジムカーナ部会に御質問ください。もちろんファクトリーイオでも練習会から神奈川ジムカーナデビューまで手助けいたします。
ジムカーナは自分の車でドライビングテクニックを向上させるのことが出来る手軽なモータースポーツです。必ず一般公道での安全運転やドライビングマナー向上に役立ちます。
気になったら是非一歩を踏み出して見てください!!
お待ちしています!!